こなたよりかなたまで


(一部ネタバレ注意)




製作会社:FC01(F&C)

原画:しゃあ

シナリオ:健速




  立ち絵:★★★☆☆
(口パクシステムはありません)
  
イベントCG:★★★☆☆

  シナリオ:★★☆☆☆
  (嫌な部分を強引に見せないようにしてます、さすがF&C) 

    音楽:★★★☆☆

  システム:★★★☆☆
(文章の縦表示と横表示を切り替えられるシステム搭載)
 
攻略可能人数:4人







F&C(FC01)のビジュアルノベルです、画風から古い作品かと思いきや2003年の12月12日発売だったみたいです。
各シナリオも比較的短く選択肢も少ないですね、攻略キャラも少ないんで攻略に時間がかかりません。
内容については後ほど触れるとして大して最初に書くことはありません。





ストーリー紹介




あまり大きくない地方都市。そこにある一軒家に1人で住んでいる遥彼方。
両親は他界し天涯孤独の身だったが、そのことにめげる事無く丘の上の小さな学園に通いながら友達に囲まれ楽しく過ごしていた。
 ある時、彼の身の上に思ってもみない事実が圧し掛かる。驚愕し混乱するものの、
何とか心の平静を取り戻した彼は1つの決断を下す。可能な限りこの現実を守ろう、と。






彼が朝目覚めると、なぜか目の前に青い顔をして倒れている金髪の少女が居た。とりあえず看病を始める彼方。
やがて目を醒ました少女クリスはとんでもない事を口走る。
自分は吸血鬼なのだ、と。
普通ならそんな話、一笑に付す所だったが、彼方は違った。
何故かそれを信じ、受け入れてしまう。


 それ以来、彼女と過ごすことになった主人公。成り行きで始まったとはいえ、
彼女との生活の中で、今の自分がやろうとしている事について考えさせられていく。

今をどう生きるのか、そして何を成し遂げるのか?








彼が朝目覚めると、なぜか目の前に青い顔をして倒れている金髪の少女が居た。
とりあえず看病を始める彼方。やがて目を醒ました少女クリスはとんでもない事を口走る。
自分は吸血鬼なのだ、と。
普通ならそんな話、一笑に付す所だったが、彼方は違った。何故かそれを信じ、受け入れてしまう。


それ以来、彼女と過ごすことになった主人公。成り行きで始まったとはいえ、
彼女との生活の中で、今の自分がやろうとしている事について考えさせられていく。

今をどう生きるのか、そして何を成し遂げるのか?










もう最初の三行目から鬱ゲーの匂いがプンプンしますね



ちなみに上の文章の「思ってもみない事実」とは末期ガンのことです、うわ〜救えねぇや・・・




さてプレイ早々さっそくやる気を萎えさせる設定ですがウダウダ言っていても仕方がありません
ゲーム特有の都合のいい展開に期待しましょう。



さてストーリー紹介でも大したツッコミが入らないままキャラ紹介。










遥 彼方

名前の捻りのなさが渋い青年。
両親とは死別し若くして末期がんという信じられないぐらい不幸な設定の主人公。
一部の人間を除いて自分の今の状況を知らせていない。
余命約三ヶ月、抹茶なら浦安のネズミ園の城に立て篭もっちゃいますね








クリステル=V=マリー

「朝起きたらいた」というお決まりパターンで登場した金髪吸血鬼。
アルクェイドのパクリじゃありませんってば
主人公の血+抗がん剤を飲みダウン、なぜか言葉遣いが殿様風。
シナリオ後半から言動・髪型・服などが別人のように変わる。
よーくみると顔と首の角度がちょっと不自然な気がする。
ちなみに変化後↓




ぶっちゃけ別人だよね







佐倉 佳苗

主人公の幼馴染、まぁ予想できると思いますが主人公に惚れてます。
かといって現実において「幼馴染の子は例外なく自分に惚れているはずだ」という勝手な妄想を抱くことは
後にストーカーの精神構造と比較されてしまいます、気をつけましょう。
一度遠まわしに彼方に告白しているが無かった事にされている。
彼方の病気については何も知らされていない。
「自分の事を嫌われれば自分が死んでも悲しまれない」という理由から彼方から冷たくあしらわれることになる
またF&Cのホームページでのキャラ紹介に記載されている3サイズは



普通


普通


普通




こちらでの扱いも酷いです。







九重 二十重

主人公に負けず劣らず奇抜な名前です。
主人公が化け物に襲われそうになったところを助けた、
性格は無口でめったに笑わない。何気抹茶のお気に入り。
クリス(クリステルの事)を餌にして化け物を狩っている退魔師。
武器は大鎌、前から思ってたんだけど鎌って武器としてどうよ?






鹿島 いずみ

主人公の通院している病院の癌患者の担当看護婦。
いつも明るいもとい五月蝿い看護婦。
抹茶的には苦手なキャラ。よって書くことがあまりなかったり
この首の角度って肩がこりそう。






朝倉 優

主人公の通院している病院の入院患者、主人公に懐いている
やったな彼方!!しかし抹茶の期待に反して看護婦と二人で一人のルートに組み込まれている
当然期待していた展開になるはずもなく「ルートに軽く噛んでくる」程度の役回りに、グスン
幼くして末期ガンに侵されている、のだが

手に持っているダラッとしたヌイグルミが原因に思えてしょうがない抹茶


しかし何故攻略できないんだ・・・・・・







島田 耕介

主人公の親友であり病状を知っている数少ない人物の一人


そんなことはどうでもいいですね、分かってます、分かてますよ。




お前、絶対学生じゃないだろ



何故拳に包帯巻いて臨戦態勢?




何だその頬の絆創膏は



背景とキャラが合ってない



ねえ、その髪型どうなってるの?




ふぅ、こんなところでしょうか
ある意味このゲームで一番必要なのは彼じゃないだろうか?と密かに思う抹茶





キャラ紹介は以上です、



ここからは各ルートの評価に移ります、一部ネタバレ注意です。(反転でネタバレ部が見れます)



〜クリスルート〜


最初は必ずクリス・ノーマルエンドに到達します。


さてのっけから重い設定を引きずってきた主人公、果たしてどうなったのかと言うと。









死んじゃったよ、オイ





まぁ所詮ノーマルエンドなんてこんなものですよ。
ネタにしたかったのはここだけなんで後はあっさりと評価。


トゥルーエンドでは結局
主人公を吸血鬼化して不老不死にします。あれ?ノーマルのほうが後味がいい・・・




〜佐倉ルート〜


このルートは佐倉が主人公の今の状態を知って主人公とラブラブになったところで終わります。
一見後味よさげですが終わった後しばらくしてから

猛烈にはぐらかされた感が残りますね。

最後の重くなるであろう部分をさり気なく消して無理矢理鬱ゲー展開を回避した感があります。
でも実際主人公が死ぬまでシナリオが続いたらもっと酷いことに成りかねませんからね、仕方ないと思いますよ




〜九重ルート〜


まともです、というか話がかなり予測しやすいですね、
「そうなるしかないだろこの展開は」的に話が進んで行きます。
やはり主人公の最期についてはまったく触れていません、触れちゃいけません。




〜看護婦&優ルート〜


人の生き死にと看護婦の苦悩、といった感じでしょうか、あくまで優はその中の一例として登場、って感じです。たぶん
優の専用ルートを激しく希望していた身としては結構読み飛ばしがちな部分があったので(おぃ
もちろん主人公の最期については触れられていませんが
「こう生きていこう」的部分は何箇所かちらほら。





個別ルートに関してはこんなところですか、
全体の評価ですが。






耕介は見ておくといいかも

特別勧めたりはしませんが決して駄作ではありません。


上のレビュー書いといてその評価はないだろとか思われるかもしれませんが佐倉ルートの最後の告白シーンは
抹茶的名告白シーンベスト15ぐらいに入ります、たぶん。

お前なんか大嫌いだ



恋の始まりだね


セリフだけ見るとまるでかみ合ってませんがね、本編で確認してください。





こなたよりかなたまでのオススメ度

★★★☆☆


「彼」を見ましょう






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